無動無言症(むどうむごんしょう、英: akinetic mutism)は、遅延性意識障害の一種である。睡眠と覚醒があり、外見的には意識があるようにみえるが、自発的な運動や発語がなく、知的活動がない状態である。痛覚刺激に対して手足を引っ込める、刺激を取り除こうとするような動きをする、口に食べ物を入れると嚥下する。頭部外傷などで、橋や中脳、視床の上行性網様体賦活系の部分的な障害で生じる。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 失外套症候群
- 無言症
参考文献
- 標準言語聴覚障害学 失語症学 第3版 藤田郁代監修 藤田郁代ら編集 医学書院 (2021)
外部リンク
- 世界大百科事典 第2版『無動無言症』 - コトバンク




