岡山県道168号新賀小坂東線(おかやまけんどう168ごう しんがこさかひがしせん)は、岡山県の笠岡市から浅口市に至る一般県道である。
概要
笠岡市と浅口市との境にある大内峠を越えて、笠岡市新賀と浅口市鴨方町小坂東とを結ぶ路線となっている。
路線データ
- 起点:岡山県笠岡市新賀(岡山県道48号笠岡美星線・岡山県道377号山口押撫線交点、岡山県営広域営農団地農道備南地区上)
- 終点:岡山県浅口市鴨方町小坂東(杉谷交差点、岡山県道286号里庄地頭上線・岡山県営広域営農団地農道備南地区上)
- 実延長:5.2 km
歴史
玉島(倉敷市玉島)と井原(井原市)を結び玉島井原道 と呼ばれていた旧街道(往来)を原形とし、大正期に小田郡吉田村関戸(現在の笠岡市関戸)から浅口郡鴨方村本町(現在の浅口市鴨方町鴨方)に至る関戸鴨方線として県道認定された。
昭和期には岡山県道130号関戸鴨方線としての指定を経て、岡山県道の鴨方金光線と再編統合されて関戸金光線となり、浅口郡金光町(現在の浅口市金光町)まで延伸された。
平成期には岡山県道168号関戸金光線のうち、岡山県道60号倉敷笠岡線に移行しなかった大部分が、新賀小坂東線として再編された一方で、岡山県営広域営農団地農道備南地区南幹線との重複区間のみ岡山県道286号里庄地頭上線となった。
年表
- 1923年(大正12年)4月1日 - 関戸鴨方線として県道認定。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 鴨方金光線が県道認定。
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省(当時)により関戸金光線の一部を倉敷笠岡線として主要地方道に指定。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 岡山県告示第250号により里庄地頭上線とともに認定。
- 2006年(平成18年)3月21日 - 浅口郡のうちの鴨方町、金光町、寄島町の3町が対等合併し、浅口市が発足。
路線状況
岡山県営広域営農団地農道備南地区を整備するにあたり、現道活用区間として改修(拡幅およびバイパス化)された。
通称
- 備南街道北線
重複区間
- 岡山県営広域営農団地農道備南地区北幹線(笠岡市新賀 - 浅口市鴨方町小坂東・杉谷交差点(全線))
- 岡山県道286号里庄地頭上線(浅口市鴨方町小坂東)
地理
通過する自治体
- 岡山県
- 笠岡市 - 浅口市
交差する道路
沿線
- 笠岡市立新吉中学校
- 尾坂ダム(笠岡市関戸)
- 尾坂池(笠岡市関戸、尾坂)
- 浅口市立鴨方西小学校
峠
- 大内峠(笠岡市 - 浅口市)
脚注
注釈
出典
参考文献
- 総合政策局 統計分析課 分析活用班「87 路線別道路延長(国道・県道) (ウェイバックマシン)」(PDF)『令和3年 岡山県統計年報 (5.57MB)』、岡山県庁、2023年3月。オリジナルの2023年5月29日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20230529123146/https://www.pref.okayama.jp/uploaded/attachment/343237.pdf。2023年12月5日閲覧。
- 鴨方町史編纂委員会 編『鴨方町史 本編』浅口郡鴨方町役場、1990年10月1日。
- にいやま「文化を楽しみ育てる会」『伝えたいわがふるさと 地域をあげて学校教育を支える』吉備人出版、2008年10月25日。ISBN 978-4-86069-212-4。
- 平井徹治 編『鴨方町誌』浅口郡鴨方町役場、1955年3月31日。
- ひらけゆく笠岡編集委員会 編『ひらけゆく笠岡』笠岡市教育委員会、1960年3月30日。
関連項目
- 岡山県の県道一覧
外部リンク
- 岡山県庁



